鍵
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| ――― 鍵 ――― || ――― 鍵 ――― |
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| 子どもがいっぱい || 子どもがいっぱい |
| 子どもがいっぱい || 子どもがいっぱい |
| 子どもがいっぱい || 子どもがいっぱい |
| うぎゃあ・・・・・ || うぎゃあ・・・・・ |
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| 知らない子どもでいっぱいだ || 知らない子どもでいっぱいだ |
| こちらも知らない || お母さんもいない |
| あちらも知らない || お父さんもいない |
| うじゃうじゃいるぞ || 何だか怖いよ |
| 助けてくれ・・・・・ || 助けてくれ・・・・・ |
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| ちょっと待って どこ行くの || ちょっと待って どこ行くの |
| 勝手にお外に行かないで || わたしを一人にしないで |
| お願いだから・・・・・ || お願いだから・・・・・ |
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| お外に行きたいのは分かるけど || 先生って何? |
| お庭は危険でいっぱいよ || 友達って何? |
| まだ知らないことが多いのに || わたしは独りぼっち |
| 勝手に出たら危ないよ || さみしいよ・・・・・ |
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| 早く出してあげたいのに || 何を信じたらいいの? |
| 気まま気まぐれ子どもたち || 知ってるものがないよ |
| しんどい思いは こちら持ち || 知ってるものがなくなったんだ |
| ああ もう嫌だ・・・・・ || 怖いよ・・・・・ |
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| 部屋の窓に鍵をする || 怖くて怖くて開けられない |
| 心の窓に鍵をする || 心の窓に鍵をする |
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| ――― ――― || ――― ――― |
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| ・・ |
| ・・ |
| ・・ |
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| 子どもがいっぱい |
| 子どもがいっぱい |
| 今日もやっぱり |
| 子どもでいっぱい |
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| みんな知っている |
| 兄弟の名まで知っている |
| 好きな子いること知っている |
| ケッコンシキにはわたしも行くね |
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| 大変 あの子が泣いてるよ |
| 先生 けがしてるよ |
| けがの具合を診てみよう |
| わたし 薬 持ってくるね |
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| お母さんも |
| お父さんも |
| オシゴト 行ってるけど |
| わたし平気 頑張るね |
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| つらい時もあったけど |
| 誰かがそっと支えてくれた |
| わたしを『先生』と呼んでくれる |
| 大したこともしてないのに・・・ |
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| 心の窓が開いている |
| 窓の鍵を外したの |
| わたしじゃないよ |
| 一体だあれ? |
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1994年 かずや
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